浮見堂と鷺池を周辺マップ・アクセスガイド付きでご紹介。
浮見堂と鷺池は、奈良公園の南のほうにあるちょっとした名所。水面に映る浮見堂は絵になるし、周辺では桜や紅葉が楽しめます。
興福寺のほうから三条通りを東へ、鳥居をくぐって歩いていくと、右側(南側)に低い丘があります。「浅茅ヶ原(あさじがはら)」と呼ばれるところで、そこを越えると、鷺池とまん中に浮かぶ浮見堂が見えてきます。
浮見堂は、大正5年に建てられた、檜皮葺き(ひわだぶき)のゆるやかな屋根が美しいあずまや。今の姿は、平成6年に修理されたものです。鷺池の岸から純和風の橋がかかっていて、渡っていくと中で座って景色を眺められるようになっています。中から眺める景色もいいですが、鷺池の岸から眺める、水面に映る浮見堂の姿もおすすめ。
浮見堂と鷺池のまわりは、春は桜、秋は紅葉など、季節ごとの眺めがきれいなところ。のんびり散歩したり写真を撮ったり、芝生やベンチでお弁当を広げるのもいいですね。シカもたくさんいるエリアですが、シカせんべい屋の近くにいるようなのと違って、座って休んでいたり散歩していたり、のんびりと過ごしている感じ。
観光客の姿もそれほど多くなく、地元の犬の散歩コースになっているようなところですが、写真を撮っている人や人力車もよく来るので、「知る人ぞ知るスポット」っていう感じでしょうか。