猿沢池を周辺マップ・アクセスガイド付きでご紹介。
猿沢池(さるさわのいけ)は、奈良公園観光のはじめにまず行きたいスポット。近鉄奈良駅から東向通りをぬけて、三条通りを左に進んだところ、興福寺の南側にあります。
近鉄奈良駅から興福寺へは、駅前の広い通り「登大路(のぼりおおじ)」を通って行くのが一番近いですが、ちょっと遠回りして、まずは猿沢池越しに五重塔を眺めてみてください。
猿沢池から見た興福寺五重塔の景色は、ガイドブックや絵はがきでおなじみなので、一度は見たことがあるのではないでしょうか。まさに奈良を代表するビューポイントの1つです。それでいながら、興福寺や東大寺に比べて観光客は少なめ。地元の人が散歩していたりして、のんびりムードも漂っています。
猿沢池は、もともと興福寺の放生池(つかまえた魚を逃がす儀式をする池)だったところ。この池には七不思議として
「澄まず濁らず、出ず入らず、蛙はわかず藻は生えず、魚が七分に水三分」
というのが伝えられています。詳しくは不明ですが、歴史の深い奈良らしい、不思議でミステリアスな言い伝えです。