春日大社の「砂ずりの藤」を周辺マップ・アクセスガイド付きでご紹介。
春日大社の朱の楼門をくぐると、左側に藤棚があります。「砂ずりの藤」と呼ばれる名木で、5月の花の時期になると、房が藤棚から長く垂れさがって地面に付くくらいになるので、こう呼ばれています。
この「砂ずりの藤」、なんと樹齢800年。地面から幹が何本も分かれて伸びていて、曲がりくねっているあたりに古木らしさが出ています。藤棚もかなり広く作られている感じ。その名のとおり、花の房が長いことがウリなんですが、毎年一番長かった房の長さを記録しているようで、「年別花の長さランキング」みたいな表があります。
春日大社は藤原氏の氏神ですが、藤原氏は名前が名前だけに藤の花を大事にしたようです。藤の花の時期になると、「砂ずりの藤」以外にも境内で藤の花を楽しめます。参道の途中にある神苑(万葉植物園)に入ると、200本の藤が植えられていて見事。