日にち 8月5日~14日
場所 奈良公園一帯
なら燈花会は、比較的最近始まった、真夏の夜の奈良公園を彩る一大イベント。2万個ものろうそくが、奈良公園のあちこちの会場に並べられて、幻想的な眺めが広がります。ライブイベントもあり。
期間中毎日ろうそくが灯るのは、全部で8会場。大きく分けると、「興福寺・猿沢池エリア」・「国立博物館」・「浅茅が原・浮見堂エリア」・「浮雲・春日野エリア」といったところ。これに、13日・14日には東大寺鏡池周辺エリア、14日には春日大社参道が加わります。
それぞれのエリアで、その場所に合った演出が工夫されています。お寺や神社の参道なら道に沿って、猿沢池などの池なら周辺を縁取るように、広い春日野園地ではろうそくで巨大絵を作る、といった感じです。浅茅が原では、竹でオブジェを作って電球をつるして、くぐって歩けるようになっています。浮見堂では、橋の欄干や建物のまわりにろうそくが並んで、なかなかな雰囲気。
期間中の週末、公園内の特設ステージで、いろいろな楽器の演奏が聴ける「ほのあかりライブ」があります。淡い光の中での演奏は幻想的。それと、この期間に合わせて、興福寺で国宝館・東金堂の拝観時間を延長したり、奈良県新公会堂能楽ホールで「なら燈花会能」が開かれるなど、関連イベントも充実しています。
「燈花」というのは、ろうそくの芯の先にできることがある、花の形をしたろうの塊のこと。仏教では縁起がいいものとされているとか。燈花会自体は完全に無宗教なイベントで、1999年に始まってから規模も来客数もどんどん伸びて、早くも恒例の一大イベントになっています。蒸し暑い盆地の夏の夜、夕涼みがてら、いつもとは違う幻想的な奈良公園を味わえる行事です。
なら燈花会各会場へのアクセス
近鉄奈良駅から歩いて
興福寺・猿沢池まで8分
奈良国立博物館まで15分
浅茅が原・浮見堂・浮雲園地まで20分
春日野園地・東大寺鏡池まで25分
春日大社参道まで30分
バスで
近鉄奈良駅から3分・JR奈良駅から8分
「氷室神社・国立博物館」下車
→奈良国立博物館まですぐ
近鉄奈良駅から4分
JR奈良駅から9分
「東大寺大仏殿」・「大仏殿春日大社前」下車
→浮雲園地まで徒歩1~2分
春日野園地まで徒歩4分
東大寺鏡池まで徒歩8分
近鉄奈良駅から5分
JR奈良駅から11分
「春日大社表参道」下車
→浅茅が原まで徒歩2分
浮見堂まで徒歩4分
近鉄奈良駅から7分
JR奈良駅から10分
「春日大社本殿」下車
→春日大社参道まで5分
旅行計画はお決まりですか?
見たいイベントが決まったら、つぎは宿えらび。
→ 奈良の宿に泊まる
それから行き方を調べて、きっぷの手配。
→ 新幹線で奈良へ