奈良観光のゴールデンコース「3大名所めぐりコース」を、コースマップ付きでご紹介。
興福寺・春日大社・東大寺は、いってみれば「奈良3大名所」。人気もあるし歴史も深いし、建物・仏像など見どころもいっぱい。奈良観光が初めての人は、まず歩いてほしいコースです。
近鉄奈良駅から興福寺へ
奈良観光の玄関口・近鉄奈良駅からスタート。地下の駅を東よりの出口から出て、アーケード街「東向通り」を南へ。お店が並ぶ「三条通り」を左に歩くと、すぐに猿沢池(さるさわのいけ)が見えてきます。興福寺は左側ですが、猿沢池をぐるっと回って、池越しの五重塔を眺めましょう。奈良を代表する「絵になる景色」です。
52段の階段を上ると興福寺の境内。国宝・重要文化財の建物が並んでいます。奈良のシンボル・五重塔や奈良らしいスタイルの東金堂(とうこんどう)、朱色が鮮やかな南円堂あたりが見どころ。時間があれば、拝観料を払って国宝館に入って、有名な阿修羅像と「ご対面」してもいいですね。
興福寺から春日大社へ
興福寺を東に抜けると、立派な春日大社一の鳥居が見えてきます。ここからが、奈良公園の「メインエリア」。春日大社まで1キロ以上もありますが、緑がいっぱいで、車も来ないし、ときどきシカと遊びながら行けば楽しい散策になります。
緑が一段と濃くなって、名物の石灯籠が増えてくると、もうすぐ春日大社。朱塗りの立派な南門が見に飛び込んできます。入ってお参りして、有名な釣灯籠を眺めていきましょう。南門を出て少し先に行ったところにある若宮神社もおすすめ。
春日大社から東大寺へ
春日大社を見終わったら、西側の道を北へ。少し歩いて小川を渡ったところに、かやぶき屋根の水谷茶屋が建っています。和菓子や軽食を食べられるので、ひと休みしていくのもいいですね。東大寺へは、川ぞいの道路を西へ進みます。そのうち視界が開けてきて、観光客でにぎわう東大寺の「表参道」に合流。
まずは大仏殿を目指しましょう。おみやげ屋が並んでにぎやかな通りを歩いて、金剛力士像で有名な南大門へ。南大門をくぐると、巨大な大仏殿が見えてきます。つきあたりの中門を左に行ったところが拝観入口。
東大寺には見どころがいっぱいありますが、大仏殿を見たら、興味あるところをブラブラまわりましょう。おすすめは、鐘楼と二月堂。
中門から回廊伝いに東側にまわると階段があって、登っていくと鐘楼。大きさを楽しんだら、さらに東へ進んでいきます。階段を上ると広場に出て、向かって右に東大寺で一番古い建物の1つ・三月堂(法華堂)、左の坂の上に舞台造の二月堂が並んでいます。二月堂にお参りしたら、奈良市街の眺めを楽しみましょう。